ダンスのレベル

前回はP.A.R.T.S.のオーデションを受けたい方に対しての語学力について、私の意見を述べましたが、今日はダンスについて少し書きましょう。応募希望者でクラッシックバレエが出来なくても、或いはコンテンポラリーダンスの経験がなくても、或いはヒップホップやストリートダンスしか出来なくても、このダンス学校、P.A.R.T.S.に入学することは可能です。既にたくさんの実例があります。今年でP.A.R.T.S. も開校20周年を迎えました。色んな人材が集まり巣立って行き現在世界中で卒業生が活躍しています。

少し専門的な例になってしまうのですが、例えばクラッシックバレエでは、アンデオールが大切だということを学びます。でもカパッと開いただけの身体では使い物になりません。それはアンデオールではなくアジの二枚開きのようなものです。やはり抵抗感のあるアンデオール、らせん状に上下に伸びるアンデオールが一番美しのであって、見た目だけのアンデオールでは踊れないし、アンデオールが出来たのとは違います。足がたくさん上がってもアンデオール出来ていない人はいます。45度しか足が上げられなくても、90度程度しか1番に立てれなくても正しいアンデオールが出来ている人はいます。筋肉がそれなりにあり股関節が柔ければ、足も上がるだろうけど、それはアンデオールされたものではないです。

コンテンポラリーダンス、これは色んなスタイルがあります。戦後からのアートの流れがコンテンポラリーダンス、音楽、建築、美術……とカテゴリー化されてしまうのですが、その時代に表現しているものは流れの名どころなんか、何だって良いんです。あなたが踊っているそのものが、今の時代のものなので、それをコンテンポラリーと言います。com 共に(with)、 tempus 時代(time) つまりその時代と共にあるものです。芸術史的に言うと近代(モダン)のあとが現代(コンテンポラリー)ですが、コンテンポラリーという意味はとても素敵です。だから『コンテ』なんて略するのはもったいない。あとこれは日本でしか通じない略語なので、諸外国では通じません。

つまり私が言いたいのは、たくさんピルエットが出来なくても、足がたくさん上がらなくても、ジャンプが高く飛べなくても、どこかの『コンテ』のダンスカンパニーだと名乗っている人達とダンスをしたことがなくても大丈夫です。私は審査員代表として、そこは全く基準にしていません。

私が基準として見たいのは、その人のその場の立ち方であり、エネルギーであり、モチベーションであり、コミュニケーションであり、それらの行動力でしょうか…ただ立っていても伝わってくる磨いてみたい原石。そういう人を発掘したいです。

あとは各自のモチベーションとして、どうしてP.A.R.T.S.で学びたいのか、哲学的ですが、ダンスとは自分にとって何か、どうして踊っているのか、そういうことも面接で質問に出るかもしれないから考えてなきゃ…じゃなくて、これは常に考えるべきことだとも思うし、私も日々考えています。

http://a-tanz.com/4807

 

12308347_1051265921585768_8897571313384253772_n.png

 

 

 

 

 

 

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中