ドラミング

Drumming 1998 © Herman Sorgeloos 21998年夏ウィーンでこの作品を発表してから、今日までに何回くらい私は、この作品を踊ったのであろうか。

2004年に一度上演をストップした時点で200回は超えていたと思うので、2012年春に再演を始めた、この第2ジェネレーションとは300回近くまで踊っているのかもしれない。

そのドラミングも来年3月からは、第3ジェネレーションに譲ることになった。

残すところあと2回である。今夜と明日の晩だ。

この第2ジェネレーションとは、最初から最後まで怪我に悩まされた。
自慢じゃないが怪我をしなかったのは一番年長の私だけだ。
いつも誰かの怪我で、穴埋めや代役の子に教えたりで、この2年間が過ぎてしまった。そういう意味での環境脱出、メンバー/ジェネレーション交代でもある。
来年からは、現在のジェネレーションから4人か5人だけが参加し、残りの7人か8人は全員新しいダンサーになる。

正直言って…心配である。伝承出来切るのであろうか。

今のジェネレーションは、ローザスの別の作品にも出ているので、アンヌテレサ/ローザスの伝えたい事が分かって来ていると思う。来年から参加するダンサーは、全員このドラミングが、ローザス最初の作品なのでどう消化して行くのだろうか。その反面、私達はこれだけたくさん踊ったのだから、次の世代に渡せば良い、何とかなるだろうという思いもある。

愛着のある作品である。
ドラミング公演で行った国々や劇場、仲間達、色んな思い出……話は尽きない。

つまるところ、来年の公演はアジア3カ国と(台北、東京、ソウル)フランス公演が中心だ。
1月から振り写しを始め、初演は台北である。残念なことにミュージシャン/ライブバージョンはもうない。毎回CD公演だ。衣装はドリスがまたダンサー達に合わせて作り直してくれるだろう。

アンヌテレサと上記のような話をしたが、彼女の頭半分以上は新作のことで一杯だし、ドラミングは彼女にとって、もうレパートリー作品でしかないのかもしれない。心が引き裂かれる思いはあるが、私も自分の新作のことを考えるしかないのかもしれない。複雑である。

今夜、明日の晩、過ぎて行く時を一瞬でも良いから多く掴みたい。そして全てを忘れることによって、次の日が来そうだ。

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