Elena’s Aria

この作品は1984年に発表したローザスの作品です。アンヌテレサが24歳、私が22歳の時の作品です。椅子が50脚程舞台上にあり、ハイヒール、タイトドレス、トルストイ、ドストエフスキー、ブレヒトのテキスト、ウインドマシーン、男性のいない空間、誰かを待っている空間、失われてしまったものを自覚する空間、気まずさ、後ろ姿、最後の方まで5人で踊らない構成、叶えられない願望、叶えられない愛…失ったもの…

この作品をNew YorkのBAMが、撮影してくれたビデオのアーカイブをもとに、2011年の4月にブリュッセルで再演しました。その後こうして時々踊るチャンスがあり、今週再び、ブリュッセルのKAAITHEATERで再演中です。

アンヌテレサと再び踊れるこの作品は、28年前と今日を、もの凄い速さで行き来する、不思議な空間です。あの悪戯っ子の様な目で見つめられると、どうしても微笑んでしまう…挑発されると答えたくなる…変んことをやらかしていると呆れちゃうけど許したくなる…

時間やタイミングがもの凄くのんびり流れる作品でもあります。実は速く流れない様に数えてます。じゃないと20秒くらい速くしたくなる、30秒くらい速く次ぎに進みたくなる、5分くらいカットしたくなる。1分くらい何も起こらない、サイレント。それを観客に分からせる、何も起こらない、誰も動かない、でも観るものはある、何も動いていないけど生きている人間が舞台にいる。それでも観るものが沢山ある事を観客が意識する。観客をどんどん私達の世界に吸い込む。この作品は5%与えて95%、客を吸い込むところから始めて、最後は静かに声を出さずに100%嘔吐する声を出さないで泣く…そんなイメージです。

2014年の夏にNew Yorkに再びこの作品で行くまでに、チャンスのある方は是非観に来て下さい。パリ公演は今年の5/14日から19日までです。

 

 

 

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