質問と答え

答えがある、答えを訴えている作品は個人的に好きではないです。それはテーマであったり、意志であったり、スタイルであったり、その舞台の確実さであったり、舞台人としてのスタンスであったり………答えがある場合は、それを受け入れるか受け入れないのどちらかだけど、同じ舞台の立ち方でも、答えではなく、質問、疑問しかない場合は、舞台に立っている本人も観ている客も、そこにいる数だけの答えがあり、またそれに続く疑問がある訳です。一色ではなく、何色もあり、ぐちゃぐちゃなわけです。私はそのぐちゃぐちゃが好きで、曖昧さが好きで、儚さが好きなのです。

断言した時点で崩れるし、確信した時点で嘘になる。

テーマは観た人が何かを感じたら、もしかしたら、それがテーマかも知れないし、表現者がこれがテーマです!と言うものではない。第1テーマすらない事が多い。それをこれがテーマですねと、反対に客や批評家に言われても本当に感心するというか驚くというか、どうしてテーマが必要なのか、学生の読書感想文じゃあるまいし…本当にどうでも良い事なのに、テーマが分かると何か得すると思っているのでしょうか。

結果や成果やテーマ達成や何かを完成させる為に舞台に立っているのではありません。答えはなく、質問しかなく、疑問しかなく、答えは無限にあり、ほんの手づかみの確信はすぐに捨て、忘れ、秘めるものは秘め、何かが育っていく、そしてそれも、壊れ歪み崩れ消える。それだけじゃないかしら…

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